わたしのおもちゃ箱

人生は楽しい。何を選んで遊ぶか、それは自分次第。

シャーベット。

「シャーベット、食べますか?」

着替えの為に
引かれた
カーテン越しの声。


私は

シャーベットが
あまり得意ではない。


差し入れでもらったという
冷やして食べる

シャーベット。


「ありがとうございます」

私は好意を
受け取った。


人から貰ったモノ
だとしても

愛する人から
何かをもらうコトなど、

立場的に
今までありえない
コトだった。

だから
その好意だけでも

嬉しいコトだった。


人からすれば

大したコトでもなければ
しょうもない
子どもみたいなデキゴト
でしかない、、、


それでも
私は
嬉しい。


今までとは違う
そう
思うだけで
嬉しい。


こうやって
小さくても
感じるシアワセがある。


人から見たら
たわいないコト。

それでも
私は
カレが大好きだから

それでも
私は
シアワセだ。

もっと
想いがトドイタラ
カナッタラ

今より
もっとシアワセだと
思えるだけ。

それを
フシアワセだと
思う人に

私の
感じているモノなんて
わからないだろう。

目に見えるモノ
カタチとなるモノ

それが
シアワセではない。

放っておいてくれ!
深く息を吐く。

目の前のシャーベットが
とても、とても、、、


美味しそうだ。