朝、目覚め
ゆっくり
コーヒーを飲む。
そして、
お昼頃から
玉ねぎをたっぷり炒め
カニ缶を入れて
クリーム作り。
寝かしてる間に
スペアリブを
コトコト
オシャレに
煮込む。
愛する人の為
こんな風に
時間をかけ
美味しいご飯を
作る。
こういう生活が
私は送りたい。
それだけで
シアワセだった。
夜は
お稽古に向かい
愛する人に
手渡す。
「最終回で」
「だって、悪いから」
そう言うが
私はそれがあるから
まともなものを
作って食べてる、
逆に助かっている。
そうじゃなきゃ
食べないか
お菓子で済ましてしまう。
そう言うと
「じゃあ逆にいいのか」
「うん、いいの」
それで
私の気持ちも
救われているから。
ずっと
このままなのか
少しでも
距離が縮むのか
一喜一憂し、
突然、愕然と落ち込んだり
それでも
私は
愛する人を
心から
好いている。